■トピックスレポート(一般公開)
タイ:輸出の回復に賭けるタイ経済
タイ経済は、昨年秋以降の急速な外需の落ち込みと政治的な不安定さにより、大幅なマイナス成長に陥っている。輸出産業を始め、ようやく一部に景気回復の兆しが見え始めているが、雇用不安や政治不安などから個人消費は低迷を続けている。政府は景気対策により内需の下支えを狙うが、公的債務残高の上昇が新たな懸念材料となっている。金融政策は銀行セクターの健全性維持を重視しており、慎重な貸し出し姿勢から中小企業の資金繰りは引き続き厳しいとされる。外需頼みの経済構造の中、当面は景気対策による下支えをしながら、輸出の回復を待つしかない。 (2009.7.8)