中国人民銀行が20年11月6日に発表した「中国金融安定性報告2020」によると、中国人民銀行は新型コロナ流行のさなかの20年4月、商業銀行の経営の健全性を評価するため、商業銀行1,550行のストレステスト(健全性審査)を実施した。テストの結果、景気悪化が軽度(20年の実質GDP成長率+1.59%)の場合、資産8千億元(約13兆円)以上の商業銀行30行のうち10行の自己資本比率が10.5%以下に低下し不合格となる。また、不良債権化が軽度(20年末の不良債権比率が20年第1四半期末の水準から2倍)の場合、資産8千億元未満の商業銀行1,520行のうち589行の自己資本比率が10.5%以下に低下し不合格となる。
一方、中国銀行業保険監督管理委員会が公表した20年9月末の商業銀行の経営指標をみると、9月末時点の商業銀行の経営状況は、不良債権化が軽度である場合のストレステストの結果ほどは悪化していない。
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