2021年10月12日、ＩＭＦ（国際通貨基金）は「世界経済見通し（World Economic Outlook, October 2021）」 を公表した。
世界経済は、新型コロナウィルスの感染が再拡大する中でも回復は続いているが勢いは鈍化し、不確実性が高まっているとした。こうしたなかで、ワクチンへのアクセスと早期の政策支援の違いを主な要因として、パンデミックにより生じた格差がより拡大してきており、短期的な格差が中期的な経済成長に持続的な影響を及ぼすと見込まれるとの見解を示した。