21-11-22
中国:トピックス
10月の各指標で見る中国経済 ~生産者物価の上昇が続く、消費は回復の兆しも~

 国家統計局が発表した10月の製造業PMIは49.2と、2か月連続で「50」を下回った。生産・新規受注指数の低迷など需給両面での不振が目立っており、原材料価格の高騰が広範囲に影響している。
 小売売上高については、自動車や服飾の伸び率がマイナスとなっているものの、商品売上高全体の伸び率は+5.2%に達しており消費はやや持ち直している。一方、主要都市の新築住宅価格指数をみると、価格が下落に転じた都市が上昇した都市を大きく上回っており、成都や深圳といった一線都市でも価格が下落した。
 生産者物価と消費者物価の乖離が拡大し、生産コストを製品価格に転嫁できていない中小・零細企業への経営圧力が高まるなか、政府は中小零細企業向けに納税猶予措置を実施すると発表した。中国人民銀行は、「消費と投資の回復をいっそう支援し、過度な物価上昇を抑制し、経済と社会の質の高い発展を促進する」と述べ、穏健な金融政策を堅持する方針である。

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