21年第1四半期の実質GDP成長率(速報値)は季節調整済前期比+1.6%であった。民間消費がプラス寄与へ転じたほか、輸出企業を中心に生産設備増強の動きが活発化した。他方、純輸出は、世界的な半導体需要の拡大等に伴う輸出増からプラス寄与を続けてきたが、今期は小幅なマイナス寄与に転じた。
21年の成長率見通しに関し、21年4月、IMFは+3.6%へ引き上げたほか、洪企画財政相も3%台半ばから後半の成長が可能との見方を示した。世界的な半導体需要の拡大から、今後も輸出や設備投資の持ち直しが続くと見込まれる。他方、韓国国内では4月に入り新型コロナの感染者数が再び増えはじめた。民間消費の先行きは、迅速なワクチン接種により経済活動を早期に正常化できるかどうかに依存する。韓国におけるワクチン接種率 は5.5%に留まり(4月28日時点)、ワクチン接種の遅れが景気の下振れリスクとなっている。
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