1~2月の主要経済指標をみると、消費や投資の伸び率が上昇しており、国家統計局は中国経済の回復が広がりを見せていると評価している。輸出入も堅調に推移する一方、主力の輸出品である電気・機械製品を筆頭に数量ベースでは伸び率が減少に転じている製品も目立った。
政府は景気を下支えするためインフラ投資を前倒しで進めており、21年に伸び悩んだインフラ投資は伸び率が大きく増加した。地方政府はインフラ建設のために発行する特別債(専項債券)の発行を加速させている。また、商品価格の高騰などにより業績悪化が懸念される中小零細企業への税金還付などの措置も新たに発表された。
3月16日に開催された国務院金融安定発展委員会において劉鶴副首相は「1~3月の経済成長を確実に押し上げるため、金融機関に対して新規貸出を適度に増加させるよう要請する」との方針を示した。
なお、3月に入って新型コロナ感染が中国各地で拡大している。感染力の強いオミクロン株の感染を抑制するため、国家衛生健康委員会は防疫ガイドラインの見直しを実施した。
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