22-11-29
中国:トピックス
22年不動産業界の動向と今後の見通しについて ~安定成長を維持しながらの巨額債務処理には時間を要する~

21年9月以降不動産業界全体にデフォルトが連鎖する懸念が高まったため、当局は資金の流動性支援や債務処理対策を発表した。しかしながら、22年の不動産市場は下半期に入り悪化し、同業界の企業経営は依然として苦境から脱出できない状況にある。22年11月に中国政府は同業界の課題への対応を網羅した不動産政策を発表したが、3つの景気下押し圧力が続く中で経済の安定成長を維持する必要があるため、不動産業界の巨額の債務処理には相当の時間を要すると考えられる。

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