22年7月15日、中東を歴訪中の米国のバイデン大統領がサウジアラビア(以下、サウジ)を訪問し、サルマン国王、ムハンマド・ビン・サルマン(MbS)皇太子と会談した。人権擁護を公約とするバイデン大統領はこれまでサウジを非難しており、両国の関係は悪化していた。しかし、原油価格の高騰を受けて、米国が原油の増産を要請するためにサウジに歩み寄り、バイデン大統領とMbS皇太子の初めての会談が実現した。会談で両者は世界のエネルギー情勢や中東地域情勢に関して意見を交わしたほか、2国間の戦略的パートナーシップの維持・発展をともに確認したが、サウジが米国に対して原油増産を確約することはなく、両国の関係悪化の原因となった人権問題は平行線を辿るなど具体的成果に乏しい内容となった。
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