23-02-09
韓国:トピックス
韓国企業のグローバル展開と韓国対外収支の構造変化

 韓国企業は主要財閥を中心にこれまで積極的にグローバル展開を進めてきた。韓国企業によるアジア通貨危機後の輸出拡大と10年代の積極的な海外投資により、韓国の対外収支構造は大きく変化した。経常黒字が定着し対外資産も積み上がった。経常黒字の主体は貿易黒字であるが、11年以降は対外資産の積み上がりから利子や配当金などの投資収益も増えはじめた。
 日本の対外収支を振り返ると、日本の経常黒字もかつては貿易黒字が主体であったが徐々に貿易黒字は縮小し、2000年代半ば以降は第一次所得収支の黒字が経常黒字の主体となった。韓国も貿易黒字を中心とする「貿易立国」から、対外投資に起因する利益(第一次所得収支の黒字)を中心とする「投資立国」へ移行しつつあるのだろうか。本稿では韓国企業のグローバル展開に伴う韓国対外収支の構造変化を過去数十年の対外収支統計から確認する。

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