23-02-08
トルコ:トピックス
トルコ南東部地震の被災状況と現段階の影響
~トルコ・シリアで甚大な被害、トルコ内政への影響を注視~

2023年2月6日にトルコ南東部カフラマンマラシュ県を震源とする2つの地震が発生した。7日時点でトルコおよびシリアで計7,900人以上が死亡し、38,000人以上が負傷した。トルコ周辺では4つのプレートが衝突しており、地殻のひずみがたまりやすく過去にも多くの地震が発生している。トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)が国際的な支援を求める「レベル4」の警報を宣言したことを受けて、70か国と14の国際機関がトルコへの支援を表明した(7日時点)。一方シリアに対しても各国が支援を表明しているが、同国では11年以降内戦が続いており国際援助の受入れに遅れが出ることが懸念されている。トルコでは5月14日に大統領・国民議会議員選挙の実施が予定されている。選挙に向けて対立する野党勢力も地震という国難に立ち向かうため挙国一致での連帯を示している。震災対応が評価されればエルドアン大統領にとり有利に働く可能性もあり、今後のトルコ内政への影響が注目される。

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