中国の金融当局は15年11月以降IMF提言などを参考に金利自由化改革を着実に推進している。しかしながら、当局による金融政策運営上の課題やより具体的な対応措置の発表など情報公開の透明性が良いとは言い難い。最近では人民銀行総裁の潘功勝氏が金融フォーラムの講演の中で、金融政策スタンスが市場に十分に反映されていない課題や金融(金利)政策の枠組みの改善の必要性が高まっていることを表明した。今後の中国の金融改革の動向が一層注目される。
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