イタリアでは過去2度の国民投票の結果を受け国内での原子力発電所の稼働を禁止しているものの、最近は原発再開の議論が改めて俎上に上っている。背景には高騰する電力価格の抑制や気候中立目標達成に向けた温室効果ガス(GHG)排出量の少ない電源への移行の必要性がある。2月下旬に勃発したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は同議論をより複雑化しており、今後の議論の行方が注目される。
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