中国、香港、タイ、アラブ首長国連邦(UAE)の4か国は22年8~9月にかけて中央銀行デジタル通貨(CBDC)を利用した国際送金(クロスボーダー決済)の実証実験「mBridge」を実施した。貿易取引に紐づく売買代金の支払や外国為替(FX)など、基礎的なクロスボーダー決済をCBDCで行った。正式な実用化の目途は立っていないが4か国は今後も実証実験を進める方針である。
中国政府はこれまで国内でのリテール目的利用(個人による小口決済)を中心にデジタル人民元(中国CBDC)の実証実験を繰り返しており、クロスボーダー決済の実証実験は今回のmBridgeが初めてである。mBridgeが実用化されれば貿易取引の決済通貨として人民元を選択することが容易になる。社会科学院傘下の国家金融・発展実験室(NIFD)は「mBridgeは人民元の国際化に寄与する」と評価している。
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