2021年6月に開催された「G7サミット」や「グリーン・スワン・カンファレンス2021」、および気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク（NGFS）が発表した「データギャップ解消に向けた活動進捗報告書」では、気候変動に対する具体的な課題が提示された。21年11月に開催されるCOP26（国連気候変動枠組条約第26回締約国会議）で数値を中心とした決定事項を取り置いたとも考えられる。各国政府や中銀のあいだでは未だ対策の強度に温度差があるが、COP26までの期間で意見の統一を図る取り組みが順調に進んでいる。
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