経済に関する定量的評点のほか、経済、政治、社会、市場での評価、データの信頼性の5項目について、以下の判定ポイントから、JCIFではa~eの5段階の定性的な評点を与えています(aが相対的に優れ、eが相対的に劣る)。定性5項目合計で、全体の65.5%の評点を配分しています。2008年秋の世界的な金融危機の深刻化以降、カントリーリスクを評価する上で、財政の健全性、金融部門の安定性、外貨流動性なども考慮することが重要となっています。このため、2011年度下期より、これらを評価する項目の拡充、新設、評価ウェイトの変更を行いました。こうした変更を実施しても、従来のレーティングとの連続性は保たれると考えております。
[社会] (総合評点の10%のウェイト) ①人種・民族・宗教構成、②教育水準、③所得格差、④政府による統制・弾圧。
[市場での評価] (総合評点の8%のウェイト) 民間格付会社による格付等。
[データの信頼性] (総合評点の2%のウェイト) ①データの速報性、②データの正確さ。
以上