21-10-28
中国:トピックス
9月の各指標で見る中国経済 ~21年第3四半期の実質GDP成長率は+4.9%~

 国家統計局が発表した、21年第3四半期の実質GDP成長率は前年同期比+4.9%であった。夏期の洪水被害、新型コロナの感染拡大に伴う移動制限、電力不足による生産調整、不動産市況の低迷などの影響を受け、季節調整済前期比でみると+0.2%にとどまった。
 9月の経済指標をみると、製造業PMIは生産・新規受注の低迷により49.6(8月:50.1)と1年7か月ぶりに「50」を下回った。小売売上高については、自動車販売台数が5か月連続で、服飾も2か月連続でそれぞれ前年を下回っており、消費の回復が引き続き課題となっている。また、主要都市の新築住宅価格指数をみると、価格が下落に転じた都市が増加している。
 生産者物価と消費者物価の乖離が拡大し、生産コストを製品価格に転嫁できていない中小・零細企業への経営圧力が高まるなか、中国人民銀行は「金融機関が国民経済の重点分野に対する資金支援を強めるよう誘導しており、小規模・零細企業ローンも比較的高い伸びを堅持している」と述べ、融資総量の増加、融資範囲の拡大、金利の引下げ、融資の最適化を進めていくとの方針を示している。

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