21年に入り、ASEANでは即時決済が可能な資金決済システムを二国間で連携させる動きが相次いでいる。21年4月にはシンガポールとタイが他国に先がけて携帯電話番号のみによる二国間の国際送金を開始した。ASEANは経済・金融統合の目的の下、25年までに域内の送金システムを連携させる構想を持っている。世界的にもG20がクロスボーダー送金の改善に関し声明を出すなど、より迅速で低コストの国際決済の実現に向けた動きが加速している。シンガポールはASEAN域内の決済連携だけでなく、多国間の決済連携にも強くコミットする姿勢を示している。
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