22-08-05
トルコ:トピックス
最近の物価動向とインフレ統計改ざん疑惑について
~3つの物価指標を比べてみると?~

トルコ統計機構(以下、統計機構)が22年8月3日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比+79.6%と、6月の同+78.6%からさらに上昇した。統計機構が公表するインフレ統計の信頼性については政府に忖度しデータを操作しているとの疑念が向けられており、民間の経済学者などから構成されるENAグループが試算するインフレ率とは2倍以上の隔たりがある。最近ではイスタンブール商工会議所が発表する物価指数の上昇率と統計機構のインフレ率との乖離も指摘されている。統計機構は、公式のインフレ率が実態を反映していないのではないかとの指摘に対し、一般的に実生活では測定されたインフレ率以上に物価の上昇を感じるものであると回答している。本来、実態をより正確に捉えている指標を選別するには、具体的な調査方法や調査品目に加えデータ処理方法についての詳しい分析が必要となるが、十分な情報開示がなされていないのが現状である。

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