5月16日、欧州委員会は22年春季経済予測を公表した。ロシアによるウクライナ侵攻前の2月10日に公表した冬季予測からEU27加盟国の22年実質GDP成長率を1.3%ポイント引き下げ2.7%と予測した。またウクライナ情勢の展開次第で22年の成長率が0%近傍にまで低下する可能性を指摘した。各加盟国については、ロシア・ウクライナとの地理的・経済的関係の深いバルト三国・東欧諸国やロシア産天然ガスへの依存度の高いドイツについてロシア・ウクライナ情勢に対する脆弱性の高さを指摘し成長率予測を引き下げた。
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