中国経済は22年12月のゼロコロナ政策転換後も消費を中心とする内需の制約要因や構造的な課題により緩慢な回復に止まっている。こうした需要状況を受けて消費者物価指数(CPI)は18年の前年同月比+2%程度からコロナ後の景気回復過程にあっても23年5月には+0.2%とゼロ%近傍まで低下している。人民銀行は6月20日にローンプライムレート(LPR)の引下げを実施し今後も実体経済の回復に向け金融支援を強化する方針である。
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