23-07-28
中国:トピックス
6 月の各指標で見る中国経済 ~第2 四半期は景気回復が減速、輸出も停滞~

実質GDP成長率(以下、成長率)は23年第2四半期前年同期比+6.3%、23年上期+5.5%となった。第2四半期は消費と投資の寄与度が大きく、それぞれ+4.2%ポイント、+1.8%ポイントとなった。前年同期に上海市をはじめとして新型コロナによるロックダウンの影響で国内の消費と投資が減速していたことが主因として挙げられる。なお、第2四半期の季節調整済(以下、季調済)前期比成長率は+0.8%(第1四半期:+2.2%)と景気回復のペースが鈍化している。
23年6月の主要経済指標は内外需の停滞を反映しており、製造業の景況感(PMI)は3か月連続で「50」を下回った。ディスインフレの状況が続き、消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比+0.0%(5月:+0.2%)となった。輸出は約6割を占める電気・機械製品の減少持続から、前年同月比の伸び率は-12.4%となり下落幅は拡大している。

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