23年7月23日にカンボジア国民議会（下院）議員選挙が実施され、カンボジア人民党が全125議席のうち120議席を獲得した。野党が事実上不在の中で実施された選挙であり、欧米諸国は批判を強めている。
フン・セン氏は今回の選挙結果を受けて世襲実現の好機と捉え、8月22日に38年間務めた首相を辞任し、後任として長男のフン・マネット氏が就任した。他方、フン・セン氏は辞任後に王室の最高枢密院議長に就任したほか、人民党党首を継続する等今後も引き続き政治に積極的に関与する姿勢を示している。
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