2023 年 10 月 15 日にポーランドで実施された総選挙では与党「法と正義(PiS)」が下院で第一党を維持したものの過半数を割れ、野党連立政権が成立する可能性が高い。最大野党の市民連立（KO）を率いるトゥスク氏（前欧州理事会議長）が首相に就任すれば、親 EU 政権への転換により凍結中の EU 基金の受取り開始が早まる可能性がある。しかし野党連立政権が成立しても PiS 出身のドゥダ大統領の拒否権が制約となる可能性があり、先行きの課題は多い。
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