23-07-03
南アフリカ:トピックス
英植民地時代に英王室に献上されたダイヤモンド返還を求める動き

23年5月6日のチャールズ英国王戴冠式で用いられた世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」(ダイヤの正式名称はカリナン)について原産国の南アフリカで返還を求める運動が起きた。カリナンIは英統治下の1905年にプレトリア近郊で発掘され、当時の植民地政府が英王室に献上したもので戴冠式ではチャールズ国王が持つ王笏(おうしゃく)にはめ込まれていた。カリナンIの返還を求めるオンライン請願には約8,000人以上が署名した。しかしカリナンIの返還に対して南ア人すべてが賛成しているわけではない。南ア人の中には「過去の英国の優越感などは私たちに関係ない」という賛成とは異なる意見を持つ人もいる。

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