4大国有商業銀行（工商銀行・建設銀行・中国銀行・農業銀行、以下4行）の業績報告書によると、23年末の4行の外貨建て資産残高は13兆8,775億元（約1兆9,600億米ドル）と前年比＋1.2％で、伸び率は前年を大きく下回った。このうち証券投資残高は同＋13.6％と前年からの大幅な増加が続いている。証券投資残高を通貨別にみると、米ドル建ては同＋22.2％、香港ドル建ては同＋30.0％となっている。こうした対外証券投資が対米ドルの人民元安の一因となっている。
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