インドネシアで24年2月14日に大統領選挙および国民議会選挙が実施され、同日夜にプラボウォ氏は勝利宣言を行った。複数の世論調査会社の開票予測（2月22日時点）によると、ジョコ大統領の支持を受けた国防大臣のプラボウォ氏とジョコ大統領長男のギブラン氏のペアの得票率が過半数を上回る6割弱に達した。公式結果は3月20日までに総選挙管理委員会が発表し、決選投票に進まず勝利が確定する見通しである。
ジョコ大統領は3選禁止のため立候補できなかったが、路線継承を公約したプラボウォ新政権へのジョコ大統領の影響力、国民議会選挙で第3党となったプラボウォ氏率いるグリンドラ党の連立交渉、第1党である闘争民主党（PDIP）メガワティ党首の動向等が今後の注目点である。