今週のレポートの対象期間は24年1月1日～24年3月21日で、前回から追加した内容の中では以下の動向に注目です。(1) IMFがパキスタンとの交渉でスタッフレベルの合意に達したと発表しました。この後、IMFの理事会が承認すると8.28億SDR(11億ドル)の融資が実行されます。(2)中国が開発し管理するパキスタンのグワダル港で、中国の投資に反対する反政府武装勢力のテロ攻撃がありました。銃撃戦となり、パキスタン軍兵士とテロリスト双方に死者が出ました。(3)クウェートの直接投資促進局は、直近20年で初めてのフリーゾーン設立となる南部のヌワイシーブ・フリーゾーンプロジェクトを承認しました。同プロジェクトは国内外企業500社を誘致し、非石油分野の発展を目的としています。