今週のレポートの対象期間は24年2月1日～24年4月18日で、前回から追加した内容の中では以下の動向に注目です。(1)イランは報復としてイスラエルに向けて300発超のミサイルやドローンによる攻撃を行いました。イランの国軍参謀長は、イスラエルへの攻撃について作戦は成功であり、継続するつもりはないとして、攻撃の終了を表明しました。他方、イスラエルのネタニヤフ首相はバイデン大統領との電話会談後、計画していたイランへの報復攻撃を見送ることを決定しましたが、19日にイランにミサイルが着弾しました。(2)カタールのムハンマド首相兼外相はイスラエルとハマスの停戦に向けた仲介国としての役割を見直す必要があると発表しました。カタールが仲介役を辞める可能性が生じました。(3)UAEでは1949年の記録開始以来最大の豪雨が発生しました。ドバイでは洪水、冠水被害が生じ、復旧作業が19日現在も続いています。